2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:iPhone、サーボモーター、電子部品、鈴、フェイクファー、たこ糸、木箱
iPhoneアプリで制御されたサーボモーターにたこ糸を付け、先端の鈴を一定周期で鳴らす作品。
猫に襲われるネズミが猫から身を守る方法として、猫の首に鈴を付けて警報音とするが、誰もその鈴をつけにいけない。というイソップ童話のタイトルを引用。
2014年4〜6月まで、山梨県立美術館ギャラリーエコーで開催していました、個展、キュレーターズアイ「成功。動く。」と、グループ展「NOWHERE2014」のデータを「works」に追加いたしました。ご高覧くださいませ。
2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:バーベキューコンロ、ランプ、Leapmotion、PC
腕をバーベキューコンロにかかげて動かすとセンサーが腕の座標を読み取り、バーベキューの音と組み合わせた電子音と、床に投影したバーベキューの映像が変化する。
作者の誕生日にバーベキューをした際に使ったコンロと音と映像を組み合わせ、個人的な思い出を鑑賞者に無理矢理体験してもらう作品。
2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:PC、TV、マイクなど
マイクが仕込まれている黒電話の受話器に息を「ふーっ」と吹くと、甲府の商店街を歩く画像が早送りになったり、戻ったりする。
2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:電子工作キット、ジオラマ用素材、スチレンボード、木材など
マイクが仕込まれている黒電話の受話器に息を「ふーっ」と吹くと、山から自分の吐いた息が帰ってくる。「こだま」ならぬ、「いきだま」。
2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:電子工作キット、プラモデル、木材、動物フィギュアなどマイクが仕込まれている黒電話の受話器に息を「ふーっ」と吹くと、動物のフィギュアがくるくる回る。
2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:kinectセンサー、PC、MikuMikuDance
人の動きを読み取るkinectセンサーと、樋口優氏が開発した、初音ミクを動かすソフト「MikuMikuDance」を組み合わせ、3Dデータの「おばけ」を鑑賞者が動かす作品。
自分の動きを影のようにトレースするおばけの影は、自分自身の分身。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」シリーズを本当の幽霊(おばけ)の形で再現。
怖いと思ったものは、ただの貴方の影かもしれません。
2014年4-6月 羽田鹿展「成功。動く。」(山梨県立美術館ギャラリーエコー)
素材:木彫りの熊、鈴、フォトフレーム/作品時間6′31′
北海道土産の木彫りの熊に、山歩き用の鈴を紐でくくりつけ、左右にカラーとモノクロの鈴が揺れる動画を表示。
いつも山歩きをする際、人は鈴を付け熊に「寄ってこないでね」とメッセージを出す。たまには熊からもメッセージを出してもらえれば、お互い幸せかもしれない。
動画が表示されている中古ショップで購入したメーカー違いのフォトフレームは、分解してみると、中身は同じメーカーのOEM品であった。
片方は光源を天地に配置して撮影したモノクロ動画で、片方は光源をひとつにしたカラー動画。どちらもおなじような揺れ方と同じ鈴だが、撮影したシチュエーションも撮影時刻も違う。
同じ入れ物であろうと、「すこしづつ違う何か」は、世の中に沢山あるのであろうと思う。
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