生えて居るのである


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2011年3月 華楽花展2(富雪ギャラリー/甲府)
素材:木材、猫の草、ロープ、LEDライト

東日本大震災が起きた2011年3月。富雪ギャラリー(現cafe & gallery 富雪)の1周年記念展覧会開催直前であった。当初予定していた案から離れ、自分が感じた事を素直に表現してみようと試みた。洋室の一室四方と、廊下の四方からロープを張り、そこに木箱を設置。木箱の下には猫の草を種から育て生やした。
当時余震も多く、建物が揺れる度に、下の草の生えた箱は、建物の揺れと同期しながら揺れる。上部の箱は、建物の揺れとは少し遅れた周期でがゆらゆらゆれる。
先行きが不安な世の中でありながらも、つましく植物は生え、生き物は生きている。

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